かつてバイキングが支配したスコットランドの最北の島オークニー諸島
吹き荒れる風、凍てつく大地でバイキングの子孫が始めた密造酒がこのお酒の始まり。
そのお酒は「ハイランドパーク12年」
1798年にマグナス・ユンソンという本職は教会の長老が密造を始めたことに遡る。重税から逃れるため、ウイスキーを説教壇の下に隠したという逸話も。彼の作り出したウィスキーは、その品質の高さから人々の心を掴み1826年、公式にハイランドパーク蒸留所が設立された。
寒冷で風が強いため樹木の育たないこの土地に咲くヘザーという花が含まれるピートで大麦を乾燥させることで、ハイランドパークにはヘザーの花や花の蜜、フルーツを思わせるスモーキーだけどまろやかで余韻の長い他のスコッチとは違う印象を残すウィスキーです。
ウイスキー評論家の故マイケル・ジャクソン氏が「全モルトウイスキーの中で最もオールラウンダーで、秀逸な食後酒」と評し、
「北の巨人」の愛称のあるこのウイスキーは酒に酔うのではない、ロマンに酔いしれるのだ。
ワンピースの巨人たちのような豪快でピュアなバイキングたちを思い浮かべながらハイランドパーク12年楽しんでみてください。
