コニャック、アルマニャックはブランデーの一つ。ざっくり言うとスパークリングワインの中でシャンパーニュ地方で作られたものをシャンパンって名乗れるみたいな感じ。
コニャックの条件
コニャックはフランスのコニャック地域で生産されたブランデーで、以下の条件を満たしたもの。
- 原料: 主にユニ・ブランという白ブドウ
- 蒸留: 原料のワインは、伝統的なシャランテ型ポットスチルを使用して2回蒸留
- 熟成: コニャックは、フランス産のリムーザンまたはトロンセー産のオーク樽で熟成されます。熟成期間は最低2年ですが、高品質なコニャックでは数十年に及ぶこともあります。
アルマニャックの条件
アルマニャックは、フランスのガスコーニュ地方で生産されるブランデーで、次のような条件があります。
- 原料: ユニ・ブランをはじめとする10種類以上のブドウ品種が使用されます。
- 蒸留: アルマニャックは一般に連続式蒸留器(アルマニャック型蒸留器)を使用して1回蒸留。
- 熟成: アルマニャックもオーク樽で熟成されますが、コニャックと比較してより多様な種類のオークが使用されることがあります。
これもなんとなくでうやむやになってる熟成期間の表記!
- VS (Very Special) または Trois Étoiles (三つ星): 最も若いブランデーで、最低でも2年間の樽熟成を経たものを指します。フレッシュでフルーティーな特徴があります。
- VSOP (Very Superior Old Pale): このカテゴリーのブランデーは、最低4年間オーク樽で熟成されます。よりバランスが取れ、風味が豊かになります。
- XO (Extra Old) または Napoléon: 以前は6年間の熟成が必要でしたが、2018年からは最低10年間の熟成が求められるようになりました。深みと複雑さが増し、熟成による特徴が顕著に現れます。
- Hors d’âge(オルタージュ): 「年齢不詳」という意味で、XOと同様に長期熟成されたブランデーを指しますが、通常はXOよりもさらに長い期間熟成されたものを示すのに使用されます。10年以上、しばしば20年以上熟成されたものがこのカテゴリーに含まれます。
今更聞けないシリーズでした。