“惚れ込むか、大嫌いになるかのどちらか” と好みがはっきり分かれるウィスキーって知ってる?

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正露丸を想わせるヨード様の独特な香りに、 味わいはオイリーで濃厚、
やや塩っぽくてドライな後味といった強烈な個性があり

世界中で熱烈なファンとこのお酒のせいでウィスキーが嫌いになる人に真っ二つに分かれます。

アメリカの禁酒法時代ではその薬品を思わせる香りのおかげで”医薬品”として輸入が許可された逸話もあるほど。

また、ホワイトオーク材の1度バーボンの熟成に使用された樽で、最初に樽詰めされたものだけを使うということでバニラの甘さ、クリームの滑らかさが加わる。これが単にピィーティでスモーキーといった強さだけでなく、優しさのある深遠な香味を生む大きな要因となっている。

そんなお酒をチャールズ皇太子は大のお気に入りでシングルモルトとして初の英国御用達となりました。

アイラモルトの王とさえ呼ばれるこのお酒の名は

『ラフロイグ』

「フレンズ・オブ・ラフロイグ」というプログラムを知っていますか?

これは、ラフロイグの熱烈なファンに、アイラ島にある蒸留所の土地の一部(1平方フィート)の「所有権」を与えるもので、毎年アイラ島を訪れると、自分の土地に立ち寄り、そこからのレンタル料としてラフロイグを1杯分を受け取ることができます。このユニークなアイデアは、世界中のファンを魅了し、ラフロイグのコミュニティをさらに強固なものにしています。

ラフロイグは飲む人を選ぶウイスキーかもしれませんが、その味わいに魅了された人々にとっては、他に代わるもののない特別な存在。その独特の風味は、まるでアイラ島の風土をそのままボトルに閉じ込めたかのよう。一口飲めば、その場所の歴史、自然、そして伝統が感じられるでしょう。

ラフロイグは単なるウイスキーではなく、一つの文化を形成しています。

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