イギリスの蒸留所が多く存在するウィスキーの本場アイラ島
そのアイラ島の大麦を使用し、アイラ島で蒸留し、アイラ島の気候で樽熟成し、酒造りの全てをアイラ島で行う
そんなテロワールを大事にする蒸留所がブックラディ蒸留所
今でもヴィクトリア朝時代の蒸留設備を用い、電子機器を一切使用せず、誇り高き職人たちの手によってゆっくりと時間をかけながら伝統的なウイスキーづくりをしています
ブルックラディではピートを使わない🟰煙たくないウィスキーを作っていたが、ある日思います
「このフローラルでエレガントなブルックラディとヘビーピートがどのようにマッチするのだろう?」
そんなこだわり抜いて作られたピーテッドウィスキーとは
『ポートシャーロット 10年』
ではなぜアイラ特有の薬品っぽいスモーキーさではなくBBQの燻煙のような味わいになるのか?
それはピートはハイランドのケイスネス産のものを使用してるから。ケイスネスは、ブリテン島の北東端に位置するなだらかな土地で、良質な板石の産地としても有名な場所。
ピートの成分がアイラ島のものとは異なり、木の成分が多く木を焼くたき火のようなニュアンスを付与するとされています。
こんなにアイラのテロワールに拘ってるのにピートはアイラのものじゃないんだって思いますよねw
でもこれはエレガントなピーティーさを追求した結果ハイランドのピートに行き着いたそうです。
味わい:レモンの花のハチミツ、カスタード、ココナッツなどの甘みと共にバーベキューや牡蠣の燻煙、日に灼けた砂浜がふわりと現れる。
飲みたくなってきた?
ブルックラディ蒸留所はノンピートのブルックラディ、ピーテッドのポートシャーロット、へベーピッテッドのオクトモア
とこだわったものをリリースしている面白い蒸留所で僕は大好きな蒸留所です。また別の機会に飲み比べの投稿をしますね。